太子会
2月22日 はれ
今日は太子会、聖徳太子のお亡くなりになった日です。
622年の今日と言いますから今から約1400年以前の人。
聖徳太子と言えば 冠に束帯姿、手に笏をもっている絵が思いだされるのは お札に登場したからではないでしょうか?
聖徳太子が一万円と五千円の図柄に登場したのが昭和33年、廃止になる昭和61年まで28年間お世話になったお札。
そうは言っても 昭和33年の大卒者初任給が13500円となっていますから 発行当時なかなかお目にかかれないお札だったのかもしれません。
あれから数十年、わたくしなど未だにお目にかかれなくて難儀をしています。
聖徳太子は一万円札ばかりでなく 木工の神様として今でも職人の間に人気があって 太子講の名でお祭りしています。
そのわけは 仏教伝来とともに大陸から伝わった仏教寺院の建立に聖徳太子が深く拘わったからと言われております。
そのころの我が国の建築術は竪穴住居に毛が生えた程度、伊勢神宮の掘立柱形式が主。
法隆寺のような巨大な伽藍建築は聖徳太子と渡来人がいなければ実現しなかったでしょう。
「和をもって貴としとすべし」の聖徳太子。
「天は人の上に人をつくらず、人の下に人をつくらず」の万人平等を説いた福沢諭吉。
二人とも平和論者ですが今は福沢諭吉さんの団体肖像画にお会いしたい毎日です。