ギンナン
12月19日 火曜日 天気 くもり
ここら辺りでは昔から「イチョウの葉が落ちると雪が降る」と伝えられております。
イチョウの木は中生代から新生代にかけて地球上で繁茂したと言われ、恐竜もイチョウの葉を食べていたはず。
その後に起きた氷河期でもかろうじて生き抜いた古代の植物なので 最後まで葉をつけているのかもしれません。
さて、そのイチョウ、雌雄の株に分かれて雄の木が近くにないと実を付けないとか 葉っぱは広がっているので広葉樹と思ったら変わり種の針葉樹に分類されるんだとか、葉も切れ込みがあるものが雌で繋がった扇型が雄だとか何かと謎の多い木なんです。
イチョウの木も輪切りが中国料理のまな板になったり そろばん玉や木魚に変身したり 木材になってからも色々と利用されてますよ。
そうは言っても一番皆様から御支持いただくのはギンナンになって茶わん蒸しの底に鎮座している時ではありませんか。
落語家の三遊亭小遊三さんは一時公園でギンナン拾いをしているなんて自虐ネタで笑いをとっていましたが小遊三さんばかりでなくギンナン好きな人はいっぱい。
ただ、拾って皮を剥いて白い実にするまでが皮膚の弱い人はかぶれたり 臭いとの闘いで一苦労。
下の写真は正月の茶わん蒸し用のギンナンです、今年は小粒です。