木工作品
6月29日 くもり 夕刻大雨
木の良いところは加工が簡単な事、切るにしても削るにしても小刀一つあればできちゃうのがうれしいところです。
子供の頃松の皮を削って舟にして風呂場で浮かべたり机に名前を彫ったり小刀の悪戯は処選ばずの万能道具でありました。
そんな木工の初歩を小学校の頃悪戯という形で覚えた人は同年代に大勢いらっしゃるんじゃないでしょうかね。
長じて木工の世界に入った人も違う世界に進んだ方も定年後再度木を触ってみたくなって彫刻や家具などを始めた方も多いのではありませんか?
今日、定年後ロクロ細工に目覚めた方が作品を持ってきてくれました。
それが下の写真。
この形はワイングラスとでも言うんでしょうか、 ボウルの部分は透けて見えるほど薄く削ってあり熟練度を感じさせてくれる作品。
材質はケヤキということですが余程乾燥させないと割れが入りやすい木、ここまで完成度が高ければ定年後の暇つぶしなんかじゃ無く立派な工匠。
こどもの頃からずっとこの道を進んでいたら運慶快慶 はたまた飛騨の甚五郎、世界のロダンの生まれ変わりになれたものを・・惜しい事をしました。
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