明治神宮の宮という字、呂の字にノが無い。
初詣の一番多いのが明治神宮。 3が日で310万人だといいますから長野県民215万人全員でも足りない、そこに和歌山県の100万県民を借りてくるほどの人間が詣でているようです。
明治神宮は明治天皇と皇后をお祀りしてあるお宮さんで大正4年から造営されたとあります。 今日の話題はお宮さんの話では無く神宮の杜の話。
この森も最初からあったのではなく大正時代に畑や荒地を使って植林したもので 計画したのが本多清六林学博士。 100年後に自然更新できるもっとも原生林に近い自然林を目指した植林にしました。
それには第一次から第四次までの成長期を想定し様々な樹種を植林、最終的には照葉広葉樹林となるようです。 これは武蔵野はナラやクヌギの雑木林が元々の樹相ではなく(これは江戸時代の人々が薪をとるための人工林) その昔は照葉広葉樹林が繁茂していたのでそれに戻すんだそうですよ。
そのために人手をかけず落ち葉一つ外に持ち出すことを禁じ樹種間競争や自然淘汰を繰り返しながらの成長で、 現在第三次林相まで出来上がってきているようです。
設計の本多博士、長野県須坂市にある臥龍公園の造園にも関わっているから結構身近な人なんですよ。
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