山椒
山の唐松を見にいったら山ブドウのツルが太く絡み付いています。来年の芽吹き時、充分に水を吸い上げてから採りにきましょう。 そのほかに山椒が実をつけていました。 この殻が粉山椒の元になります。木はすりこ木に、葉も若実も香りのいい食材になり、捨てるのは黒い実だけ。一年かけて実をつけたのに役に立たないなんてちょっと可哀そう。
「山椒は小粒でもピリリと辛い」の格言もあって昔から何かと人間界との付き合いも深く、とくにウナギには欠かせない薬味になっています。対語には「独活の大木」なんて役に立たない奴の代名詞が鎮座まします。
おどろき 桃の木 山椒の木 ブリキにタヌキに蓄音機なんてね! 驚いた時の調子のいい言葉にも出てくる山椒であります。
下の写真の黒い実は種族保存のためのもの。 食用粉山椒は黒い実を包んでいた殻をすり鉢で粉にしたもの。
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