日本のことば vol 1
「情けは人のためならず」。
日本のことわざでございます、が 今では本当の意味の、やがて自分に返ってくるという意味でなく、情けは相手の為にならないという意味で通用するようになっているようでございます。
ちなみに世論調査では正解が47パーセント、誤用が48パーセントに逆転してしまったとのこと。ここまで行っては誤用を正解にしなければ世間が承知しないでしょう。 日本語は日々変化しているというところでしょうか。
そこで、先日聞いた落語のお話をいたします。 「佃島」という噺のなかに次の言葉が付いていました。 それは「情けは人のためならず、めぐりめぐってわが身のために」というものでした。ここまで言い切れば、よもや相手のためにならないというような解釈はなりたたないでしょう。
新しい言葉が次々と生まれ、古い言葉はどんどん消えていく現代。いろんな解釈で意味が変わっていっていいんでしょう。
ということで今日はめずらしく国語のお話をさせていただきました。
夏休みの宿題で漢字の書き取りが一番きらいでした。 早く済ますため偏ばかりを先に書いてマスを埋め、次に旁ばかりをマスに書き込んで一丁あがり、こんなことしてたんですから漢字なんて覚えるわけないです。
朝のしじま
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