東京大空襲の日
昭和20年3月10日と聞いて東京大空襲の日だと思い出す人は今の日本に何人くらいいるんでしょうか?
私より一回り年嵩の方が体験談を話してくれたことをこの日がくるたびに思い出します。
そのころ9歳だった本人と6歳の弟が空襲のたび非常用リュックサックを背負って防空壕に逃げ込んでいたそうです。
ところがこの日の空襲は違っていて警報前に方々から爆発音がしてリュックを背負ってあわてて逃げ出しました。あたりは焼夷弾の火で真っ赤になっています。
いつもの逃げ道に柵があってそれを飛び越えては逃げていたのですが、この日は弟が柵に引っかかってリュックを落としてしまったそうです。 何とか防空壕に逃げ込んで命は助かったものの、辺りは丸焼け住むところもなくなってしまったと話してくれました。
この日の死者数は10万人以上ともいわれ下町を中心に東京都の1/3が焼けたものといわれています。 自然災害と違い人為的な戦争によるものだけにやりきれないものを感じます。
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