二月朔日。
昔は鐘の音がいくつ鳴ったかで時を知ることができました。最初に捨て鐘を三つ鳴らしてこれから時をしらせますよ!と合図して、その後鐘を時の数だけ突いたそうです。
夜明けの星が見えなくなる時を明け六つ、夕刻の星が見えだした時を暮れ六つとしたと物の本に書いてありましたが これなんかもすごい知恵ですよね。日の出、日の入りを基準にすればいいと思ってしまいますが 出入りは山の有る無しによって随分違ってしまいます。ところが星の見える見えなくなるは場所を問わず一定の時間を示してくれそうです。
又 夜明けから夕暮れまでの時間は当然夏場のほうが冬場より長い。夏至と冬至を比べれば4時間以上違うのですからサマータイムとウインタータイムに自然に切り替わるうまい方法ですよね。
お江戸日本橋七つ立ちとあるように夜明け二時間前に旅立ち高輪で提灯の灯を消したようです。さて、そろそろ四つの鐘が鳴るころです。七つまでおやすみなさい。
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