老いて益々
昭和11年生まれですから今年76歳になる方のお話です。
東京北区王子に住んでいて東京大空襲の記憶を鮮明に覚えているそうです。焼夷弾で周りを火の海にされ非常袋を背負って逃げるときあわててリュックを逆さまに担ぎ中に入っていたお米を全部こぼしてしまった事、母親とはぐれて兄弟三人で飛鳥山の防空壕で夜明かしした事などなど、思い出話をしてくれました。
幼い時父親を亡くし、結婚してからは公団住まいだった彼の人が初めて自分の家として作ったのが今から24年前の事。
山にログハウスを作って登山に渓流つりにと夫婦、親子共々今でも楽しい時を過ごしています。
只、寄る年波にいつまでこの生活が続けられるかが心配になってきたようで、ちょっと気弱さがでてきた昔話だったようです。
TrackBack URI : http://www.cookiehouse.jp/blog/wp-trackback.php?p=2122
Comments (0)