鹿
9月14日 土曜日 はれ 208℃~31.3℃
「六兵衛、待て。その方は豆腐屋じゃなぁ、キラズ、にやるぞ」
「はい、マメで帰ります」
このやり取りを読んで すぐに「あ~ あの噺」ってわかる人 落語通です。
これは上方落語「鹿政談」の落ち。
奈良では鹿を神獣とし 殺した者には重い科がを与えることになっております。
ある朝早く 豆腐屋の六兵衛さん外に置いた「きらず(おから)」を食べた犬に薪を投げ殺してしまいます。
よ~く見ると犬ではなく鹿。
奉行所の白洲で犬か鹿か?の判断を巡り奉行と鹿の守役人とのやりとりがあって「犬」に決まり 上の落ちに繋がります。
いまも奈良公園の鹿は大切に保護されてますが 田舎の鹿は畑を荒らす害獣として 迷惑がられる存在。
きょうも知人が罠にかかった鹿の角付頭蓋骨を飾りものにして持ってきたんですよ。