木の日
十月八日は木の日です。そこで木にまつわる話を一つ。
製材業といってもこの頃では通じないことが多くなりました。私の会社は製材所としていますが近頃のDMでは製作所と書かれることが多くなりました。
世の中の流れが製材業を必要としなくなった原因のひとつに国策があります。戦中戦後と国内の山林からドンドン木を切り出して建築用材や燃料として使い里山は丸坊主になってしまいました。そこに戦後の高度成長期の建設ラッシュが重なり国内の木材ではまかないきれなくなり外材輸入を解禁、各港には貯木場ができ港の周りに大きな製材工場がたくさんできました。これが港湾製材です。大量の木材が市場に出回り価格が下落、里山から切り出した木を製材していた内陸製材は次々と店と閉じてしまいました。
しかし歴史は巡るとか言います。戦後60年たった木はようやく用材木に成長しました。又、輸入木材は日本を通り越してアジア諸国に振り分けられてしまう現状です。内陸製材が再び息を吹き返す日も近いと思うのですがいかがでしょか。
自社製品のログハウスの材料を一つひとつ製材しています。
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