年の瀬とは
12月19日 火曜日 くもり
「年の瀬も押し迫まってまいりました」と挨拶してもいい時期になりました。
年にも瀬があるということなんでしょうか?
一年を川の流れにたとえ瀬に近づいたと考えるのが妥当。
本流から岸辺に這い上がるのが年末らしい。
本流を流されてきた人、泳いだ人、舟の人、豪華客船の人など一年のすごし方も様々、でも、方法は違っても年の瀬だけは迫り 越すと齢をとるということ。
「正月は冥途の旅の一里塚、めでたくもあり、めでたくもなし」と深読みしてみました。
本来は「瀬」という言葉は、川の流れの急すぎるところ、つまり、船で進むのに困難なところを表現しているのだとか。
ツケ払いが一般的だった江戸時代、年末の金銭の動きの速さや、年末にたまったツケをすべて支払う困難さ、支払ったあとの生活の苦しさをも表現していたようです。
このごろは盆暮れ勘定は少なくなり月ごとの勘定です。のんびり年の瀬を楽しみましょう。