吹雪ですよ!
1月24日 火曜日 くもり~大雪
午後3時過ぎから急に風が強まり 4時頃から雪が混じって吹雪に。
国道は信濃町古間で大型トラック数台が道を塞いで通行不可。高速も長野インターで通行止めにしたようです。
前評判の高かった今回の寒気団、天気予報通りの結果で気象予報士も胸なでおろすことでしょう。
まあ、例年通りの冬に戻ったというところでしょうか。
陽が落ちても強風は収まることなく 電線や戸の隙間を音をたてて通り過ぎます。
こんな夜なんです、雪女の出るのは。
日本昔話に登場する雪女は数人。
男を見染め嫁入りしたが 嫌がるのに無理に風呂に入れられ融けた 越後の國小千谷の雪女。
出羽の國の雪女は 老夫婦のもとを訪ね囲炉裏火にあたらせてもらうが、夜更けに旅に出ようとするので、押し止めようとすると、ぞっとするほど冷たい。人に触られると見る間に雪煙となって、煙出しから出ていった。
また吹雪の晩 子供を抱いて立ち、通る人間に子を抱いてくれと頼む雪女。その子を抱くと、子がどんどん重くなり、人は雪に埋もれて凍死するという話。
同じく陸奥の國では子供の重さに耐えたらお礼に数々の宝物を貰う話や 怪力を授かるなんて嬉しい話もあるんです。
信州にも雪深い地もあるんですがこれと言った雪女は登場しません。似た話におしろいババアとかおしろいバアサンなんてのが南信地方に伝わっているようです。
雪女の昔話は子のない老夫婦、山里で独り者の男などが 吹雪の戸を叩く音から、自分が待ち望む者が来たのではと幻想が物語になったと言うことでしょうか。
さあ、夜も更けました。布団に入り美人の雪女の訪ねる夢でもみましょう。