土蔵解体
10月24日 木曜日 はれ 11℃~19℃
善光寺大門南にある住宅の解体現場を見にいってきました。
ここは土蔵つくりの家が多く残っていて解体するのはもったいない気がするんですが 今はやりの省エネ住宅や耐震住宅の波には逆らえません。
土蔵造りですから厚い土壁が付いていて芯は竹や葦で網状に組んだ小舞があります。
この壁土も昔の左官職が塗りこんだ丈夫なもの、小舞も小舞職が竹と葦を細縄で組んだもので経年を感じさせない作った時のまま。
だれが考えたのか土壁工法はすばらしい工法。第一竹も葦も壁土もその土地にある材料で賄える究極の省エネ材。
化学が生んだすばらしい断熱材も解体処分までの長いスパンで考えれば全然省エネじゃ無い。
土壁は処分の必要はございません、そのまま再度土壁にするか均して庭土に戻してもいいんですから。
百数十年前の土壁をみてつくづく省エネを考える守旧派おじさんです。
「あ~あ 昔は良かった」