2022年2月13日

苗字

Filed under: 未分類 — 土倉製材所 @ 11:18 AM

2月13日 日曜日 くもり

今日は何の日?で引くと苗字を名乗ることが義務づけられた日なんだそう。

名前はあっても苗字がない時代があった??

そうですね、古典落語を聞いてもなかなか苗字を名乗る場面がない。

ただ「天災」のマクラに使われる小話には、「おう、きさっぺ この人が おめえと同じ大工で、山田喜三郎っての探してるが知ってるか?」

「山田喜三郎? そんな大工聞いたこともねえな。でも待てよ。やまだきさぶろう……あ!おれだ」

「やまだ?? どうみてもおめえはやまだじゃねえ じゃまだ だ」

なんて噺があって、大工さんに苗字が登場するのはこの噺だけ。

江戸時代、苗字を使っていたのは貴族と武士の特権階級。そこで明治3年になって 苗字を名乗ることを許可する「平民苗字許可令」という布告が出された。

しかし、読み書きが不得手の人が多く、苗字を付けたらそれだけ税金を課せられるのではないかと警戒し、なかなか広まらなかった。

そこで、明治8年2月13日、「平民も必ず姓を称し、不詳のものは新たにつけるように」と苗字を名乗ることを義務づける「平民苗字必称義務令」という太政官布告が出されたとありました。

時代はかわり 苗字も名前もいらない新時代に入り 国民の氏名は国が12桁の数字を振り当ててくれるんです。

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