義務寝
6月6日 くもり はれ
いまでは日曜大工センターなどにも数多く並んでいる木工錐(きり) またの名を木工ドリルの刃。
大工さんはボルト錐、少しなまってボートきりなんて言ってました。
明治に入って洋式建築とともにボルトとナットで緊結する工法が輸入され 木材にボルトを通す穴が必要になったわけ。
そこで登場したのがボルト錐。
円く細長い穴をあけるために先端にネジをその後に螺旋状の胴を作って切りくずを外に排出する道具。
誰が考えたんでしょうか、今なら特許もんです。
現在は電気ドリルが主流ですが 私がこの仕事を始めたころ時たま手動の木工錐が使われておりました。
その名は「ギムネ」。 古い大工道具を整理していてこの道具が出てきてギムネの名を思い出したわけなんです。
そこでギムネってどんな字を書くんだろうと疑問がわいた、義宗?技棟?擬胸?
調べたら驚きました、立派な英語、gimletでT字型をした木工錐あるいはコルク抜きとなっていました。
もしかしたら明治期洋風建築の輸入と一緒に入ってきた道具をそのまま英語で覚えたのかもしれません。
いまでは使われなくなった道具と言葉であります。
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