電話のはなし。
12月16日 くもり
世の中で一番の馬鹿は最初に電話を引いた人、かける相手もいないしかかっても来ない・・落語のまくらにある噺です。
カステラ一番 電話は二番 三時のおやつは文明堂とコマーシャルソングにありましたから何処かに一番さんが居たことは確かでしょう。
電話にまつわる思い出をひとつ。
私の小学校低学年だったころ電話交換局に社会見学に行った覚えがあります。それも長野市の大きなところでは無く村の小さな交換局で女の人が一人でジャックを抜き差ししていました。
あの頃の電話機は木製の壁掛けで受話器と送話器が別々のもの。 横に付いてるクランク型のハンドルをぐるぐる回して交換局に合図を送り交換士さんに〇〇番に繋いでくださいって頼むんです。すると交換士さんが相手方にジャックを差して通話ができるという方式のもの。
わが村の何軒に電話機が入っていたのかわかりませんが一般家庭には無かったですね。一般家庭に電話らしきものが引かれたのは数年後のことで何軒かがまとまって一回線を利用するものでした。
これは電話機についているスピーカーから話し声が筒抜けに聞こえる代物、プライバシーもなにもあったもんじゃありません。
受話器を持ち上げれば会話にも参入できるという今時のSNSの最先端だったんじゃなんて思えます。
いまでは一家に一台でなく一人で一台を持つ電話の時代。 電話機も進化し続けて しゃべらなくても意思の疎通ができるようになるそうですよ。そうなったらなったで都合の悪いことがいっぱい起こりそうですがね。
今日は電話創業の日。
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