「古びた」という言い方
6月29日 くもり
10年以上前に建てた家の外壁を再塗装するにあたって どんな方法があるか何度か打ち合わせしています。
そのお宅の玄関に風景画が飾ってあって 気になって どなたの絵ですか?って聞いてみたら ご主人の古い友人ということでした。
そして今日、その絵を描いた方が打ち合わせに出席してくれたんです。
歳の頃は私と同年、あるいはちょっと先輩かもしれません。
で、その方曰く、「木は年を経て変化するがそれは人工では絶対できない変わり方、それを劣化と言う方もいますがそうじゃない!歳を経て味が出てきたんだということ。 古びるとは 古美ると書いて、歳をとるごとに美しくなっていくことなんだ」と説得されちゃいました。
木が古くなって味が出てくるというのは私も同感、太陽にさらされ雨風に打たれて木目が浮き出たように見える雪国の下見板なんて額に入れて飾っておきたいような自然の風化美。
という事で外装の再塗装はたわし磨きに決定。 汚れを落とすだけで良かろうという事になりました。 あまりお金にはなりませんが味が出れば大変に結構。 頑張って磨きをかけましょう。
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