てんぐの巣
春に華やかさを添えてくれるのが桜の花。 雪の冬から花の春を一番感じさせてくれるうれしい花。 日本の春に桜の花が無かったならば文化も随分違ったものになったのでは。 カレンダーも春の風景には必ずといっていいほど桜の花を載せています。
さて、春を楽しませてくれた桜も、花を散らし葉桜になり紅葉して落葉して、冬支度が始まると目に付くのが枝が団子のようになった部分。 ちょっと見には寄生木にもみえる異常繁茂した枝。
これは「てんぐ巣病」という病気で早く枝を落とした方がいいんだと聞きました。 枝を切り落とすと言ったって手の届くところはできても高い場所ではどうしようもありません。
今年のような雪の降り方だと雪が凍り付いて塊になるはず。 そして耐え切れずに最後は枝が折れる。 そうか!それでいいのか! 枝下しをしなくても自然が病気の枝を落としてくれるんだ。
手の届かない場所はそんなふうになってくれることを願っているんです。
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