2014年6月13日

時の記念日は過ぎてしまいましたが・・・・

Filed under: 未分類 — 土倉製材所 @ 5:35 AM

時の記念日を数日過ぎてから時の話をするなんて、やっぱり時間にルーズなんだなーって自分でも思います。

落語の「時蕎麦」をご存じでしょうか? 蕎麦の代金を払う時、いち、に、さん、し、ご、ろく、で「今 なん刻だい?」 「へい、ななつで」 はち、く、じゅう、と一文ごまかしてしまう。 これを聞いた別の客が、他の蕎麦屋にいって真似をする、いち、に、さん、よん、ご、ろく、で 「今 なん刻だい?」 「へい、よつで」 ご、ろく、なな、 と多く払ってしまうと言う噺。

この数字での刻の言い方は一般庶民の言い方で、上層部は十二支で時刻を言ってましたよ。  子の刻、丑の刻なんてね。 日の出から日の入りを、日の入りから日の出をそれぞれ6等分して時刻を決めてましたから、冬至と夏至では1刻の長さが随分違ってました。

一般に時計など無かった昔、鐘の音で時刻を知らせていたそうで、この突いた鐘音が「ななつ」だったり「むつ」だったりと時刻を表すようになったようです。 これで時そばの「今何刻だい?」の噺が成り立っているという訳。

それでは幾つ突いたかを申し上げます。 まず捨て鐘を3つ突いてから12時には9つ、2時には8つ、4時には7つと突いて10時に4つ突いて12時の9つに戻るということでした。 今の時間に合うのは明けと暮の6つで大体朝6時と夕6時にあたります。

なぜこの数を突くようになったのか理由があるんですが次回にしましょう。

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上の時計は1時間おきに刻んでありますから今時です。

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