高原の名前が変わっても。
今年初めて蝉の声を聞きました。 春ゼミです、鳴き方に特徴があってジ~ン ジ~ンと 抑揚をつけた鳴き声は「あ!蝉が鳴いてる」 と気付かせてくれます。
これが山の中で集団で鳴かれるとジーーーと抑揚がなくなって、耳鳴りと間違えるから不思議なもんです。
このところの馬鹿陽気で、春ゼミではなく本格のアブラゼミなんかが鳴きだしやしないかと耳をそばだてているんですが、流石に彼らは7年の土中生活を体内時計で計っているから、少しくらい暑くっても出て来やしません。
それより夏になるとカラマツ林に烏が集まるのをご存じですか? 7年を土中で過ごした蝉の幼虫が羽化するために土中から這い出してカラマツの木に登り始める時をカラスは知っているんです。
木の上でジッと待っていると餌が土の中から現れるという実に効率のいい仕事をしてるんです。 やっぱりカラスは頭がいい!
可哀そうなのはセミ、やっと日の目を見たかと思ったらカラスの胃袋に、これが本当の鳴くに鳴けないセミの一生。
弱肉強食の世であればこれも仕方ない、きっとそのうち 夜 羽化するセミが出てくるような気がします。 動物はそのように進化してきたのですから。
夜7時過ぎの故郷の山々の夜景。 上の写真は飯縄山。
同じく 黒姫山。
同じく妙高山。 上の山々は全部国立公園指定を受けていますが今度この上信越高原国立公園が二つに分割されます。 もともと三国山脈や浅間山が国立公園指定され、その後妙高、野尻湖戸隠などを追加指定されたもので 2014年に再度分割するんだそうです。 日本で二番目の広さだった国立公園を分割してどんないいことがあるのか教えて欲しいもんです。
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