ささを食べる
「どうじゃ!そちはささをたべるか?」 「どうもねえ、馬じゃねえから ささは食べねえんで」 なんて言う行のある落語 八五郎出世の一席。 本当は殿様言葉で酒を飲むかと聞いたのであります。
さて、八五郎の答えたように、人は酒は飲んでも笹は食べません。 笹はせいぜい漢方で茶にするくらいでしょうか。
ところが笹を食べる鹿を食べれば間接的に笹を食べたことになりませんかね。
先日、上田から諏訪に抜ける旧道和田トンネルを走ったとき、笹の葉がきれいに食べつくされて茎だけが残っていました。標高が上がり雑木林が続くようになると、今度は立木の皮が食べられています。 冬の間食糧難の鹿たちは栄養価の少ない枯葉まで食べるんだそうです。
有料の新和田トンネルが開通してからは遠回りになる和田トンネルを通る車がめっきり減り動物たちが我が物顔で跳梁しておりましたよ。
この峠越えだけで鹿4頭、カモシカ1頭と遭遇しました。 鉄砲を持っていれば親子四人の一年分の肉が獲れたものを惜しいことをしました。
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