2013年9月30日

モロコシの髭

Filed under: 未分類 — 土倉製材所 @ 7:26 AM

昭和13年うまれのお姉さんから伺ったお話です。

小学生の時、彼女は重い腎臓病にかかってしまいました。戦後の何もない時代です、もちろん薬など無く、手足はむくみ 顔はまん丸に目も開けられないような有様。

学校を休んで家で寝ているのが治療だったといいます。

そんな時、昔からの言い伝えを知っているお年寄りが、お母さんにモロコシの髭(枯れて茶色になったもの)を煎じて飲ませると良いと教えてくれたそうです。

教えてもらった通りに煎じ薬をつくり飲ませましたところ腎臓病は回復し、それ以来病気一つしたことの無い体になったそうです。

今日お会いしたお姉さんは75歳でありますが元気元気。 むかしからの言い伝えに助けられたと言っていました。

いまでは薬剤散布でモロコシの髭を煎じて飲むことはできなくなってしまいました。が、元気の素はまだまだ探せばいっぱいありそうです。

きょうで9月も終わり、あすからは10月。次第に寒くなってまいります、お体ご自愛くださいませ。

月下美人第二弾が咲きました。 不思議な植物ですからきっと薬効も高いんじゃないかな!

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2013年9月29日

秋祭り

Filed under: 未分類 — 土倉製材所 @ 10:49 AM

昨夜は鎮守様の秋祭りでございました。 我が家は毎年商売繁盛を祈念して夜宮に行く前に一舞お願いしております。

ギャラリーのなかには子連れの方もいて、赤い獅子頭をみて泣き出す子もいたりしてたいへん。

夕刻より北風が吹きはじめちょっと寒くなってしまいました。

神楽の囃子と獅子舞の若い衆はガソリンを充分入れてきたのか寒さは感じないようですが、献灯係の子供たちは寒かったかも。

お菓子を持てるだけ持って帰っていきました。 ありがとうございました。

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2013年9月28日

月下美人が咲きました。

Filed under: 未分類 — 土倉製材所 @ 10:23 AM

9月27日 夕5時、月下美人が咲き始めました。

たった一夜のために持てる力を全部出し切って全開の花を咲かせる何とも不思議な花であります。

約1時間をかけて満開まで開いてくれましたが動きが目にみえるようでした。

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2013年9月27日

ツルの恩返し

Filed under: 未分類 — 土倉製材所 @ 2:04 PM

そのむかし、おじいさんが歩いていると田んぼのなかでツルが罠にかかってバタバタとしておりました。

やさしいおじいさんは「もう捕まるんじゃないよ」と罠からツルを解き放してあげました。

夜、おじいさんの家に美しい娘が訪ねてきて申しました。「わたしは昼間助けていただいたツルでございます。お礼にうつくしい布を織ってあげましょう」

おじいさんとおばあさんは喜んで、奥の部屋をツルの機織り場として提供しました。

「どうか七日の間、絶対にわたしの機織りしているところを見ないでください。」 とツルは機織り場に入っていきました。

おじいさんとあばあさんは約束通り七日間はそのままに、八日目の朝そっと機織り場をのぞくと、ツルの姿はどこにも見当たりません。 そのかわり奥の部屋の箪笥の引き出しが全部空けられ、箪笥預金が消えていました。

おじいさんが助けたのはツルではなくサギだったんです。

振り込め詐欺にご用心。

ツルが罠にかかった田んぼ、手前はおじいさんが歩いた道

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2013年9月26日

サルカニ合戦

Filed under: 未分類 — 土倉製材所 @ 3:37 PM

むかしむかし、カニがおにぎりをひろいました。 サルは柿の種をひろいました。 カニは柿の種が欲しくてたまりません、そこでサルに頼んでおにぎりと交換してもらいました。

だってそうでしょう!おにぎりは食べればそれで終わり、ところが柿の種は育てれば毎年おいしい柿が食べられるんですから。

そんなこんなで八年がたちました。 柿はおおきな立派な木になって赤い実をいっぱいつけています。 カニは柿の木に登って実をはさみで切り落とそうとしてして誤って木から落ちて死んでしまいました。( 教訓1、慣れないことは気を付けましょう。)

死んだカニのおなかには子供がいっぱい入っていて そばで見ていたサルを親の仇と付け狙うようになりました。

そしてあるとき 栗、蜂、牛糞、臼の力を借りて見事本懐を果たしたという「サルカニ冤罪合戦」の民話でございました。(教訓2、危ういところには近づかないように)

柿が赤くなると医者が青くなるそうですが未だ大丈夫でしょう。

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2013年9月25日

日本のことば vol 1

Filed under: 未分類 — 土倉製材所 @ 8:39 PM

「情けは人のためならず」。

日本のことわざでございます、が 今では本当の意味の、やがて自分に返ってくるという意味でなく、情けは相手の為にならないという意味で通用するようになっているようでございます。

ちなみに世論調査では正解が47パーセント、誤用が48パーセントに逆転してしまったとのこと。ここまで行っては誤用を正解にしなければ世間が承知しないでしょう。 日本語は日々変化しているというところでしょうか。

そこで、先日聞いた落語のお話をいたします。 「佃島」という噺のなかに次の言葉が付いていました。 それは「情けは人のためならず、めぐりめぐってわが身のために」というものでした。ここまで言い切れば、よもや相手のためにならないというような解釈はなりたたないでしょう。

新しい言葉が次々と生まれ、古い言葉はどんどん消えていく現代。いろんな解釈で意味が変わっていっていいんでしょう。

ということで今日はめずらしく国語のお話をさせていただきました。

夏休みの宿題で漢字の書き取りが一番きらいでした。 早く済ますため偏ばかりを先に書いてマスを埋め、次に旁ばかりをマスに書き込んで一丁あがり、こんなことしてたんですから漢字なんて覚えるわけないです。

朝のしじま

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2013年9月24日

山栗

Filed under: 未分類 — 土倉製材所 @ 4:44 PM

ことしは栗の生り年かもしれません。 家の前の山栗の木が実をいっぱいつけて、ポトポトと落ちてきます。

朝 起き抜けに拾ったら一升はあったでしょうか。 まだまだ木には沢山の栗のイガが付いています、あとどのくらい採れるか楽しみです。

皆様は栗をどんな風にして召し上がりますか?栽培している栗なら実も大きくいろいろな調理ができるのでしょうが、山栗は粒が小さいので皮を剥いて渋を取るだけで大変。

そこで我が家では茹でて天日にさらし、実と渋皮が離れてから食べます。 たいへん硬くなってしまいますが、その分味が濃縮されてうまいですよ。

写真下  よーーく見てください。 イガがいっぱいみえるでしょ!

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落ちた栗を拾いやすいようブルーシートを敷いてあります。

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2013年9月23日

お彼岸でございます。

Filed under: 未分類 — 土倉製材所 @ 4:18 PM

きょうはお彼岸お中日、 おひさまが昼と夜を仲良く半分に分けてくれた日。

今生きてる世界が此岸、三途の川をはさんだ向うが極楽浄土の彼岸です。

彼岸は西方10万億土と、とんでもなく遠い彼方にあって方向がちょっとでも狂うと行き付けない為、正しく真西に沈む今日この日、太陽の沈む方向を確かめて来たるべき日に備えます。

さて、この秋の彼岸時に咲く花が彼岸花。

この花を見て何か不自然さを感じませんか?

そうなんです。茎が長く、その上に赤い花をつけていますが、他の花のように葉っぱが付いていないんです。

葉が無くてはなしになんねぇ!とのお答えはさておき、10万億土の彼方から飛んできた彼岸花、この世に無い性質を持っていても不思議じゃァありません。

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2013年9月22日

蔦と蔦ウルシ

Filed under: 未分類 — 土倉製材所 @ 7:06 AM

秋の夕日にてる山もみじ、恋もうすいも数ある中に、松をいろどる楓や蔦は山のふもとの裾模様。

という訳で今日は紅葉についてのお話です。 山の木々もまだ色付き始めたばかりで、紅葉と言うには早いのですが今のうちに教えておかなければ大変・・・というのは下の写真をご覧ください。

上の歌詞にある蔦に見えるが、これは蔦ウルシの蔓と葉っぱです。 ウルシやハゼの木以上に強力なウルシチオールを持っていて、肌の弱い人は一発でかぶれてしまう恐ろしい植物なんです。

しかし、紅葉はきれいでちょっと葉っぱを手でさわってみたくなるから困るんです。 蔦ウルシは葉が三枚一組です、三人組の葉っぱには用心してください。

秋は心の鍵を甘くするからご用心・・・・・古いねー どうも。

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2013年9月21日

みのりの秋

Filed under: 未分類 — 土倉製材所 @ 6:04 AM

みのりの秋になってまいりました。 田んぼの稲も黄金色が強くなって、そろそろ刈り入れ時をむかえます。

わが故郷はおおきな災害も無く、このままでいけば豊年満作となることでございましょう。

雨風に負けないで玄米4合と味噌と野菜を食べたのが宮沢賢治、日露戦争の兵隊さんは一日7合の米を食べたそうです。

今の日本は年間一人当たり68kgのお米を食べているんだって! 一日に直すと190g、1合が約160gだから1合ちょっと? なんか変ですね、そうか 老いも若きも、生まれたての赤ちゃんまで入った人口で割ったからこんな数字になったんですね。

ですから成人の消費量はこれより多くなるはずですが、いずれにしても減っていることに間違いなさそうです。

むかしの山仕事は昼飯用の弁当にめんぱを使いました。蓋にもご飯をいっぱい詰めた合わせめんぱで、ご飯茶碗7~8杯分のご飯がはいっていました。それに梅干か味噌漬を入れて山の清水でお茶漬けのようにして食べたご飯のうまかったこと!

今日は宮沢賢治没後80年の日であります。 雨にも風にもの詩を思い出し、玄米4合から米の消費量に行き着いたわけであります。

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