ランプや
新美南吉の話におじいさんのランプというのがあります。
夜の明かりが行灯だった時代に 町で見たランプの強烈な明るさに惹かれ村でランプやを始めます。村の人々もランプの明るさに驚き、家々の明かりは行灯からランプに変わっていきました。
時代は移り村にも電線が引かれてきました。 家々の明かりはランプより明るい電灯を灯すことになってしまいます。
ランプはもはや時代遅れのものとなってしまいます・・・・・・・・というような話だったと思います。
そんな昔懐かしい話の現代版「ランプや」と言う名前の喫茶店が信濃町にあります。場所は信濃町から戸隠に抜ける県道沿いで、どちらかというと山の中の一軒家にみえます。スローライフを標榜するお店ですから忙しくなるのは御免こうむる とて、客席を減らして営業しています。
ランプやの店名の由来を聞いたら、やっぱりおじいさんがランプ屋だったとか。 新美南吉はここのご主人のおじいさんをモデルにしたんじゃないかな、なんて考えてしまいました。
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