代替わり
別荘も代替わりです。持ち主は私と同年代で作ってから30年経ちました。その間、子供達と休日のたびに使ったり友達との酒宴を開いたりと便利に使ってきました。
子供達がそれぞれ結婚独立したのをきっかけに出城を子供達に明け渡して自由に使うことを許可。子供達は早速中にある調度品をかえて今風の山荘にする計画をたて現存する家具や装飾品を処分することにしたそうです。
そこでお父さんは私のところに来て要るものがあったら使って欲しいと言ってきました。別荘にいってみると大物のベッドや飾り物はすでに友人などに振り分けてあって大分片付いています。
私は茶釜をいただいてきました。もともとが割烹をしていた先代の持ち物で南部鉄で出来ていてずっしりと重いです。弦や蓋は無くなっていて釜のみですが湯を沸かしてお茶をいただくにはこれで充分。
今、中の錆を落とすため賞味期限の過ぎたお茶を入れて煮込んでいます。
出城を明け渡すお父さんは心なしか寂しそうに見えました。
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