能ある熊は穴を掘る
モロコシ畑をあらす熊が次第に利口になってきているそうです。もともと里に近づかなかったものが、里にある農産物に味をしめて畑に出没するようになってしまいました。
人間も対抗手段で電気の通っている線を張り巡らして熊が畑に入らないようにしたもんです。
これで しばらくは熊も諦めて電柵の無い畑ばかりをねらうようになったのです。ところが電柵率が7割をこえてくると、熊もおいしいごちそうが目の前にあるのに食べることができずにウロウロするばかりでした。
今日聞いた話では、この電柵の下を大きな穴を掘って畑に侵入する熊が現れたそうです。
まだ一般の熊にはこの情報は伝わっていないようですが、この技術が他の熊に伝授されると電柵も役にたたないスズメの羽休めになってしまいます。
丹精こめたモロコシの一番うまい時期をねらって一晩で荒らしてしまう熊に同情の余地はありませんが、熊という字は能の下に四本足をつけたもので昔から頭のいい動物だったのでしょう。これからも熊との知恵比べが続きそうです。
TrackBack URI : http://www.cookiehouse.jp/blog/wp-trackback.php?p=2267
Comments (0)