山小舎からの手紙

ついに2010年最後の日がきてしまいました。一年間のご愛顧本当にありがとうございました。来年は卯年です。皆様方の大いに飛躍の年になりますようお祈り申し上げます。良いお年をお迎えください。さようなら。

背中の痛いわけがわかりました。薪割りです。寒くなって筋肉が縮んでいる時期にマサカリを振り上げては一日分の薪を割っていますがこれが悪かったようで肉離れを起こしているようです。蟻とキリギリスではありませんが薪割りは暖かい時にやったほうが良いようです。背中一面にサロンパスEXが貼られていてしばらく力仕事は無理です。今年の春2カ月間ほど6時半からのラジオ体操をやっていたのですが忙しさにまぎれて止めてしまいました。あれを続けていればこんなことにはならなかったろうにと思い来年はきっとラジオ体操を続けてみようと思うものです。

夜、お隣の妙高市に行って来ました。野尻湖を過ぎたころからワイパーが間に合わないほど降ってきました。途中国道わきの大側溝に落ちている車に通りかかった他の車が手を貸してあげていました。今日から役所も休みに入ったからなのかすでに道路上には20ｃｍの雪が積もっているのに除雪車が出ていません。先日会津から新潟に抜ける国道が除雪が間に合わずに通行止めになったばかりなのにこのままで行けば同じ事が起こりそうです。雪も少し降っている時は風情があるのですが大雪になる降り方には恐いものがあります。かなりの昔黒姫を通りかかった時大雪降りになってしまいました。その時の降り方は前を走っている車の跡がすぐに消されてしまうほどの降り方で恐怖を感じたものです。冬将軍様にはほどほどの降り方をお願いしたいものです。

舞台裏の話。年賀状に手を焼いています。それというのも中々時間が取れないからなのですが年々出す日が遅くなってしまいます。一日に届かないかもしれませんが一生懸命作っていますので悪しからず。その上寒くなってから背中の筋肉がいうことをきかず動かし方によって痛くて動きがとまってしまいます。加齢によるものなのか怠け癖がついてしまったのか不明ですが背中いっぱいに湿布薬が貼ってあります。御同輩の皆様これから寒さが身にこたえる日が続きます。御身大切にご自愛ください。

アメリカの薪ストーブにダッチウエストがあります。このストーブで煙を燃やす触媒の付いているタイプを実際に取り付けてわかった事があります。今回の設置場所はどうしても横引きの煙突が必要な所で1.25ｍの水平煙突が必要でした。以前私が教わった煙突の立ち上がりは横引きの2.5倍というものでしたが触媒タイプの煙突は４～6倍の立ち上がりが必要とのこと触媒を通過させるのにそれだけの抵抗があるようです。このタイプのストーブは新築の場合は真っ直ぐな煙突を計画できるので問題はないのですが横引きを必要とする場合は４～倍の煙突が立ち上げられるか調査が必要です。

毎日天気予報ですみません。今朝は晴れていて志賀の山並もはっきりと見えています。気温は朝七時でマイナス3度でした。9時ごろ妙高の温泉に入ってきましたが源泉が流れておらず入る事はできたのですが後から来た人は段々冷めた温泉に入る事になるのでしょうか。風邪をひかなければいいのですが心配です。

いよいよ冬らしい天気模様になってきました。昨日一日中雪が降ったり止んだりの寒い一日で道路にも雪が積もってしまいました。今朝早く県の除雪車が信濃町方向に出動していきました。積雪は15ｃｍ位でしょうか大したことはありませんが気温が下がっています。朝7時でマイナス4度でした。車に積もった雪を箒で払うのですが昨日の朝の雪は重くべったりと張り付いていましたが今朝の雪はサラサラと掃いて落ちる粉雪です。

天気予報通り明け方より雪になっています。いまのところ10ｃｍ足らずですが今日明日と降り続くようですから積もるかも知れません。

朝７時の風景

１０年以上前から材木置き場として借りていた田んぼをお返しすることになり木の整理をしてもらっています。貯木用の枕に使った木が沢山出てきましたが芯まで水を含んでしまっています。この木を薪の大きさに切ってもらいましたが湿けっていて当分薪にはなりません。一二年は乾燥させようと思います。薪の種類によって煙の匂いが違います。私は栗の木の燃える匂いが気に入っています。明日からはクリスマス寒波の襲来で雪になるそうです。ストーブの薪を用意しておかなくてはなりません。

ﾀﾞﾘｳｽｷﾝｾﾞｲの写真集を知人から頂いて棚の上に飾ってある。時々とりだして眺めてみるがアメリカの西部開拓時代、直径4ｍ高さ100ｍの樅の木や杉の木を小さな人間が切り倒していく写真に圧倒されます、という前の持ち主の言葉と裏腹に西部開拓とはなんともったいないことをしていたのだろうかと思ってしまうのが私のへその曲がった意見であります。ほとんどがワシントン州の写真で１９００年を中心に撮られていますが、今からたった１１０年前に巨木巨樹がそれこそ林立している風景に大感動。再度同じ森林ににするのに千年の歳月を必要とするでしょう。人間の侵食のすさまじさを見る思いがします。