2010年9月21日

木造復活

Filed under: 未分類 — 土倉製材所 @ 5:33 PM

今日の朝刊に低層の公共建築は木造でつくることを決定したと載っていました。戦後植林した木が伐採時期を迎えこれを使うことによって炭素を固定化できるという考えで、今までの非木造化とは正反対の政策で役場や学校なども木造が戻ってきそうです。以前私は農林省の統計調査で製材所の事業者調査を30年に渡ってやってきました。30年前は豊野牟礼三水信濃町で15社あった製材所が今では5社に激減、地元の木を専門に扱っている業者はそのうちの2社になってしまいました。ここまで傷めつけられた木材業界に木造を増やす政策をいきなり取り上げても多分生産が追いつかないのではないでしょうか。地元の大工さんもどんどん店じまいをしてしまい作り手も足りません。結果、大手の木材業者と大手のプレカット業者がうるおい我々弱小企業は振り回されるだけの政策にならないことを祈ります。

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