イオマンテの夜
10月25日 くもり
皆さん歌はお好きでしょうか?
聴くのは好きだけど歌うのはどうも・・って、あるいは聴くより歌うのが好き!だったり歌に対しての反応は様々。
歌もジャンルで分ければいっぱいあって民謡、唱歌にポピュラー、クラシック オペラ等々。
わが地域では酒席で肴と称して盃事の折に謡曲を披露する風習があるんですよ。
起こりは松代藩の殿様が家来に酒をふるまう時に始まったものが大正時代より民間に広がり今に至っているようです。
酒席で指名されても謡曲を知らなければ歌謡曲や民謡を披露するんです。
指名されて「いやー歌は苦手で、どうしましょう」って皆さん最初は謙遜するんです。 が、いざ唄えば巧い、歌手が裸足で逃げ出すような人ばかり。
時々「いやー歌は苦手で、本当に下手ですよ」って言う方がいて、それでもお願いしますと肴を指名すると聞くに堪えない本当に下手な方も居て。
歌は下手のほうが味があっていい!わたしはそう思うんです。
さて、本日は味があって上手いという天から二物も三物ももらった方の歌を聴く機会に恵まれました。
歌は昔の方ならご存知、伊藤久雄さん得意とする「イオマンテの夜」
i oman te
イオマンテとは
i=~を(神を)
oman=行く
te=~させる
と注釈がありました。日本語では神を天界に行かせるということになりましょうか。
この歌はア~~~~ア~~ア~、ア~~~~とアの多い歌で節回しを覚えるだけで大変。
腹に響く(胸に響くかな?)歌声を聴かせていただきました。
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