木工機
10月6日 くもり
必要は発明の母とは誰が言い出したのか知りませんが何故父ではないんでしょうか?
やはり生み出すのは母という事なんでしょうかね。
さてノーベル賞が続々と発表されておりますが残念ながら日本人での受賞は無さそうで、チョビッとかすったのが石黒一雄さんでした。
何はともあれおめでとうございました。
ノーベル賞とは比較にならないのですが発明大賞をあげたいような製品が続々と生まれてきたのが昭和の時代。
何に使うの?って考えちゃうような陳腐なものもありましたがこれは便利だって唸ってしまうものもあってね、一攫千金狙いの主婦が家庭用品の改良に血道をあげていた時代でした。
男性下着のパンツ??今は何か呼び方が違っていましたっけ。 そのパンツからおしっこをする時にホースを取り出す穴を考えたのも主婦だったはず。
重ね合わせの巾を研究して実用新案をとったんですよ。
わたくしの生業とする建築木工の分野も昭和の時代はいろんな機械がいっぱい発明されて木工機メーカーも好況でした。
ところが時代が変わって構造材はプレカット工場が受け持ち 造作材は建材メーカーが作るようになってから地場の工務店は加工が減って、そうなると木工機も必要無くなります。
ですから木工機メーカも売れない機械は作らないのが自然の流れ。
そうなると使っていた機械が壊れたら交換部品も無く只の鉄くず。 ん百万もした機械が鉄くずですよ。
そんな憂き目にあいそうな木工機ばかりが並ぶわが工場。
幸いなことに今日壊れたモーターはまだ在庫していたそうで即交換できましたが先行き不安な日本の木工機械産業なんです。
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