「男はつらいよ!」植物偏、フキのトウの巻。
4月8日 くもり
フキのトウが顔を出した、うれしい!なんてブログに認めたのは3月29日のこと。
あれから日ごとに数をふやし土手にはいっぱいのフキのトウが顔をそろえております。
この土手いっぱいのフキが実は全部同族、地下茎でつながった兄弟姉妹。しかも同じ株から発生するのは同性で 同じ株の間で受粉を避けているなかなかカシコイ植物なんです。
地下茎でつながった植物は面白いものが多いですね。
春 芽を出すつくしもその一つ。
つくしは胞子茎といって胞子をつくるために伸びてくる地下茎です。
ここでつくられた胞子が風に飛ばされて・・・(余談になりますが先日、妻と孫がつくし採りをしていたらくしゃみと目がかゆくなってつくし花粉症)
胞子は水分を得ると発芽して小さな葉っぱの形になり ここで初めて雄雌の別に分かれます。
で、オスには精子がメスには卵ができて 精子は水の中を泳いで卵と結合、これがスギナとなるんだそうですよ。
さて、フキの雄株は花を咲かせて花粉を飛ばします。
雌株は受粉後 大きく成長しタンポポのような綿毛を飛ばして子孫繁栄を担い、雄株は花粉を飛ばしたら御用納め、次第にみすぼらしく枯れて行くんです。
雄株と雌株は花の色で判断がつきます。雄株は黄色の雌株は白色の花を咲かせます。
TrackBack URI : http://www.cookiehouse.jp/blog/wp-trackback.php?p=5688
Comments (0)