笹すし
1月8日 くもり
上越から飯山以北に伝わる郷土料理に笹すしがあります。
これは飯山から北方面にだけ伝わったらしく 私の子供の頃のかすかな記憶にも笹すしは出てきませんし 我が家の家庭料理のメニューに笹もちはあっても笹すしはありませなんだ。
伝え聞くところによると 上杉謙信が信濃に向かう道は上越市新井から飯山市に通じる富倉峠越えが一番の近道、飯山にさえ出てしまえば後は千曲川を遡って武田軍の待つ川中島までもう一息。
その富倉峠越えがなかなか難渋で、富倉のお百姓さんが殿さんや兵士さんがお腹を空かせては可哀そうと日持ちのする酢飯を笹の葉っぱにくるんで持たせたのが笹すしの始まりだと聞きました。
それでは作り方を・・熊笹の上に酢飯を盛り付け干しゼンマイやみそ漬けなどの具材を載せ上からそっと押して形を整えるのが笹すし。なんて言っちゃって、、百聞は一見、下の写真を御覧じろ、これが飯山に伝わる笹寿し。 飯山の親戚からお正月にいただいたもの、戦国の世でもこんなに美味いものを食べてたんだと知らされました。
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