諏訪の御柱
2月23日 はれ
長野県では去年が善光寺御開帳、で、今年が諏訪の御柱祭と、6年ごとの2年続きの大イベントの年です。 そんなわけで諏訪の皆さんにとっては家を売っても祭りに参加するという大変な年なわけ。 地元紙の信濃毎日新聞でも毎日特集記事を組んで盛り立てておりますよ。
という前振りで本文に入ります。 おんべ又は御幣をご存じでしょうか? 良く見かけるものは稲妻型に折った和紙を木で挟んで麻ひもで結び神棚に祀ってあります。 あれが「おんべ」で神様の依代と言われています。 また神社でお祓いをしてもらうとき、神主が3回頭の上で振る白い細紙の束も「おんべ」で これは身に降りかかった不浄を祓うというもの。
一方諏訪の御柱の「おんべ」は細い紐を束ねて棒の先に括り付けて氏子さんが柱を引くときに合図に使ったり気合を入れる時に振り回す あれです。
諏訪の御柱に使う「おんべ」は木を削った早く言えば鉋くずで作るって知ってました? 蝦夷松の正目を鉋で削って作っているんだそうです。 普通鉋で削ると真っ直ぐなものは中々出なくて縮れてしまうんです。 それを無くすために霧吹きで水分を与えてから削ると真っ直ぐなものが出て来るんだとか。 長さ5尺のもの200枚で一本のおんべになるようで80本のおんべを作るには200×80と人力ではなかなか。 機械の力を借りたらどうですかと営業しようかなんて言ってました。 諏訪地方にも取引先のある機械屋さんの話です。
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