藪入り
今日は藪入り。今ではほとんど死語に近い藪入りであります。正月の16日と盆の16日、年2回の地獄の休日で釜の蓋があくなんて言われています。
地獄極楽はどこから発生した思想なのか知りませんが、地獄にも休日があるという思想が面白いじゃありませんか。閻魔様はじめ十王や青鬼赤鬼は休日に何をしているんでしょうか。前の日に、明日は休みだとて飲み過ぎて二日酔い、赤鬼はもっと赤くなり青鬼は悪酔いしてもっと青くなっているかもしれません。
もっと不思議なのが釜で茹でられていた罪人は釜の蓋が開いてどこに行くんでしょう。休憩するところがあるんかしら。
信州信濃の善光寺さんには、お血脈なる印判があって これを頭に押していただくとどんな極悪非道の罪人も極楽に生まれることができるそうです。
このお血脈のせいで地獄に落ちてくる罪人がめっきり少なくなり経営が成り立たなくなってしまいました。困った閻魔様は石川五右衛門に頼んで善光寺のお血脈を盗んでもらうことに・・・・・・・善光寺に忍び込んだ五右衛門はやっと目的のものが手に入り「やれありがたや」と押し頂いたとたんに極楽に行ってしまったという話。
五右衛門が地獄を抜け出したのも今日藪入りの日だったかもしれません。罪人にも休日があるなんて発想すごくありませんか。又、もし地獄に落ちそうな方、私と善光寺に詣でようではありませんか。
TrackBack URI : http://www.cookiehouse.jp/blog/wp-trackback.php?p=2563
Comments (0)